地域福祉ユニオンnews
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2017年1月18日 No8
みんなが参加する労働組合をめざして ~組合員加入が100名超える~
2017年 地域福祉ユニオン東京『旗開き』開催



地域福祉ユニオン東京は、2017年1月15日(日)14時より、自治労東京都本部石原ビル会議室において『2017年新春旗開き』」を開催しました。
第1部は新春記念講演会「介護保険制度改正をめぐる問題点、介護の人材不足」(淑徳大学コミュニティ学部・鏡諭教授)。
介護保険制度「2018年改正」(第7期介護保険事業計画2018年4月〜)に向けた社会保障審議会介護保険部会では、サービスの縮小は見送られたが、高所得者の負担増と介護報酬の見直しが盛り込まれた。これにより、ホームヘルパーはブロフェッショナルのサービスからボランティアが中心のサービスへ移行を目指している。さらに、医療との連携を進め、地域包括ケアを実現することが標榜されており、介護の必要な状態からの脱却も目標に掲げられている。
これらの改正によって、高齢者や家族の生活が大きく影響を受ける事になる。少なくとも負担の増による生活の見直しは、避けられない所であろう。またこの後、介護報酬が下がれば、事業者が行なっている人達の生活も厳しくなる恐れがある。さらなる給付の見直しによって家族で要介護高齢者を支えていかなくてはならなくなり、介護離職や介護殺人が、ますます増える恐れがある。
鏡教授は「介護保険は何を守り、何を提供し、誰が負担する制度か、が改めて問われているのではないか。国民的な議論が必要である」と問題提起されました。
第2部は「新春旗開き」。人見委員長は「介護、障害、保育など地域福祉で働く職員の労働相談、組合員も増えている。地域福祉のネットワークをひろげていこう」とあいさつ。
来賓として、DPI日本会議の佐藤事務局長などから連帯のご挨拶を頂きました。
旗開きの中で、組合員ひとり一人から個人の現状と職場で抱えている問題点などの報告も受けました。
地域福祉ユニオン東京は異業種の複合組合ですが、情報の共有と団結を強化し、労働者の働かされ様、労働実態にこだわり、仲間の声に耳を傾けながら今後も活動を進めていきたいと思います。
組合員の皆さん!今年もヨロシクお願いいたします。
地域福祉ユニオン東京
Community Welfare Union Tokyo
Jichiro Tokyo